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落雷情報


落雷事故 補償事例と落雷対策について

                                   NPO法人 立川市体育協会 

                                   会 長  河内 勝正   

 先日、1996年8月 大阪府高槻市でサッカー大会中に落雷に逢い、重度の身体障害を負った28才の男性と家族
が私立土佐高校(高知市)と高槻市体育協会に損害賠償を求めた訴訟で、土佐高と共に総額3億円の支払いを命じ
られた高槻市体育協会が大阪地裁に破産を申し立てたとのニュースがありました。
 協会はこれまでに約8000万円を支払ったが、これ以上の支払いは困難と判断。緊急理事会で破産申し立てを決
めたとのことです。
 当会では、昨年、体育施設内へのAED「自動体外式除細動器」設置請願についての理事会審議の際、落雷対策
として勇気ある決断(雷鳴が聞こえてからでは遅い。遠くで雷雲が見えたら 試合途中でも直ちに安全な場所に逃げ
こむ等)を強くお願いしておりますが、再度、落雷対策について抜粋いたしますので、ご参考のほどお願いいたします。
  
1.雷が落ちる場所、人的被害を受ける状況
 * 雷は高い物に落ちやすいが、条件によっては高さも無関係に海やサッカースタジアムのフィールドなどの広い
   場所に落ちている。
 * 金属製品を身に着けているかどうかは関係ない。
 * 公園などにある屋根付きの壁のない簡単な休憩所に落ちた場合、柱に近い位置にいると屋根から伝わってき
   た雷が飛び移って感電する。

2.対策
 
* 最も確実なのは、雷注意報が出ているときは野外に出ないことである。出てしまっている場合は、
   遠くで雷雲が見えたら室内(あるいは、エンジンを停止し窓を閉め切った自動車内など)に逃げ込む。)
   落雷は速く発達するので雷鳴が聞こえてからでは遅い。自動車内が安全なのは、いわゆるファラデーケージ
   (導体に囲まれた空間)になっているためである。
 * 45度以上に見上げる高さの木がある位置は、木が避雷針の役割を果たしてくれるが幹や枝などの2m以内は
   木に落雷時に側撃雷が生ずる可能性があり危険。
 * 雷が近い場合、走って逃げたからといって落雷を避けられるとは限らない。雷雲が発生させる電位差は広範囲
   に
わたるからで直撃を避けられたからとしても地面に落ちた雷はある程度の距離なら地表を伝わって人は強い
   衝撃波を受ける。この時、足を開いていると一方の脚から導体を通じて他方の脚へと電流が流れ感電する可能
   性が高くなる。脚を閉じ、身を出来る限り小さくして座ると効果があるとされている。

3.不幸にして落雷を受けた場合、まず脈拍と呼吸を調べる。
 
* 脈拍と呼吸が停止している場合・・・救急車の到着を待つ余裕がない、心臓マッサージと人口呼吸を交互に繰り返す
   (心肺蘇生で一番蘇生しやすいのが雷にうたれた時である)・・・AED「自動体外式除細動器」使用
 * 脈拍と呼吸があっても意識を失っている場合、肩の下に高さ10cm位のものを当てて頭を下げ、気道を確保した上で
   救急車の到着を待つ。

  
最後に当市におけるAED「自動体外式除細動器」設置体育施設一覧(理事へは既配布)と「雷から身を守るには」
  日本大学電気学会編等のご一読をお勧めする。 

   

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